四大学運動競技大会は、1950年に第1回の大会が開催されて以来、今年で60回を迎えます。いわゆる還暦です。還暦は、10干と12支を組み合わせた最少公倍数60年のことで、古来大変意義深い目出度い年とされています。この間、大会は1度たりとも欠けることなく続けられており、そのことを誇りに思うとともに、この記念すべき大会を、多くの参加者とともに是非とも成功に導きたいと思っております。
この四大学運動競技大会は、学習院大学、成蹊大学、武蔵大学、成城大学の学生諸君が、スポーツを通して競い合い、友情を育むという真の学生スポーツの精神にのっとって築いてきた大会です。近年は、そこに教職員の競技も加わって活況を呈し、四大学の絆はさらに強く結ばれてきた気がいたします。そういう意味で、これまで60年という長い歴史のなかで、四大学運動競技大会に競技者としてあるいは応援や裏方として参加し、支えてきた多くの学生と教職員の方々に対しまして、心から敬意を表するものであります。
今年も、日頃鍛えた力を競う各種の競技種目が多数用意されており、多くの参加者が躍動し、さまざまなドラマが繰り広げられる熱い戦いが予想されます。今年のスローガンは、「誇り」です。是非ともそれぞれの参加者が、自らと母校と四大学運動競技大会を「誇り」に思えるような、心の通った爽やかな大会になることを期待しております。
記念すべき第60回四大学運動競技大会を開催する運びとなりました。
この記念大会に、学習院大学・成蹊大学・武蔵大学の皆様を、ここ成城大学へお招きできますことを大変光栄に思っております。
この長い歴史を積み重ねてきた四大戦は、スポーツを通して四大学の親睦を深めることを目的としています。
今年も、正式種目・一般種目の予選共に熱戦を繰り広げてきておりますが、10月16日より行われる本戦では、正式種目・一般種目に教職員種目を加え、
四大学でのさらに熱い戦いが行われることでしょう。
今大会ではスローガンを「誇」と掲げました。私は、スポーツには人と人との絆を生み出し、それを深められる力があると思っております。
そして、このようなスポーツ大会の運営に携れたことを光栄に思い、誇りに感じております。このスローガンは、我々実行委員共々、四大学の出場選手、
教職員の皆様等にも、この伝統ある四大戦に関われることを誇りに感じながら取り組んでいただき、活気溢れる大会にしたいという願いから掲げられました。
また今大会におきましては、スポーツを通した社会貢献を目的として、特別企画を計画致しました。
この企画により、今まで以上に多くの人々の心に響く大会にしたいと考えております。また、その結果この四大戦をより多くの人々に知って頂けたら幸いです。
最後になりましたが、本大会を開催するに当たりましてご協力下さいました諸先生、職員の方々、並びに各方面の関係者諸氏、学生の皆様に心より厚く御礼申し上げます。